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髪や頭皮トラブルが増加してしまう春の乾燥
少しずつ暖かくなるこれからの季節に気を付けたいのが“春の乾燥”。乾燥は肌や頭皮にとって悪影響を与えますが、実は春も乾燥の要因は多く、注意が必要です。
【春に乾燥を引き起こす要因】
①気温の変化(寒暖差)
春は1年の中でも特に寒暖差が激しい時期です。また、天気も変わりやすく、気温の変化と同じように、湿度も日によって大きく変化するのも特徴です。こうした気温や湿度の変化に肌や頭皮が対応できないと、皮脂のバランスが崩れることが懸念されます。お肌のうるおいキープのために必要な皮脂のバランスが崩れてしまうと、お肌のバリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすくなります。皮脂は過剰に分泌されたり不足したりすると、乾燥や炎症、肌荒れにもつながります。
②紫外線量の増加
紫外線を浴びると髪や頭皮、肌は乾燥しやすくなります。7~8月の夏場にかけて紫外線量はピークを迎えますが、実は1年を通して降り注いでいます。3月ごろから徐々に日差しが強くなり始めるため、「春だからまだ大丈夫」とUVケアを怠ってしまうと、知らないうちに髪や頭皮に紫外線ダメージを受けてしまい、髪トラブルを招く要因になります。
③花粉等のアレルギー物質の影響
春時期は花粉に悩まされる方も多いですが、花粉やホコリが髪やお肌につくとかゆみを伴うことがあり、炎症へと発展してしまうと毛穴のつまりや抜け毛を起こしてしまうこともあるようです。
春に負けない美髪ケア
春は乾燥や花粉、紫外線などの影響により髪トラブルが起きやすくなっています。髪トラブルを防ぐためにもしっかりとケアをして、受けたダメージは蓄積しないようにしましょう。
頭皮ケアを行おう
シャンプーを行う際に、同時に頭皮ケアを行うようにしましょう。ただ、毛穴の汚れや皮脂汚れを取ろうと、ゴシゴシと頭皮をこすってはいけません。
また、何度もシャンプーを行う人もいますが、それによって必要な皮脂まで洗い流してしまい、逆に皮脂を増やしてしまいます。
そこで、ぬるま湯でじっくりと頭皮を揉みほぐすように、痛気持ちいいぐらいの力加減でマッサージしてあげましょう。
そうすることで、頭皮の余分な皮脂などが浮かび上がってきます。
トリートメントを使う
冬の乾燥した髪の状態がまだ残っているのが春先の髪です。髪が絡まったり、こすれ合う事でキューティクルが傷つき、髪の乾燥をさらに加速させてしまいます。
そこで、パサついて傷んだ髪を補修する為に、週に1度程度トリートメントケアをしましょう。
トリートメントは全て洗い流さず若干流し残した方がいいという意見もありますが、これは間違いです。トリートメントが髪や頭皮に残ってしまうと、汚れを付着させやすくなり、また毛穴を塞ぎ呼吸ができなくさせてしまいます。
しっかりと洗い流した上でタオルでのドライオフを行いましょう。
ドライヤーで乾かしすぎない
まだ乾燥が気になる春のヘアケアは、洗髪後、髪を乾かす時、乾かし過ぎないことがポイントです。
しかし、逆に自然乾燥にしてしまうと、キューティクルが開いたままの髪同士がこすれ合いキューティクルが閉じなくなるので気をつけてください。
季節ごとに適したケアを行って、美髪を保ちましょう。